マクドナルドから学ぶVisionの力

Visionとは未来のイメージのことですが、Visionを明確にすると、目的地が見え達成へのプロセスも見えてきます。これまで、Visionを明確にした事のない方からすれば、たかが未来のイメージが、そんなに結果を左右しているのか甚だ疑問かもしれません。

そこで今回は、ビジョンの力を知って頂きたくマクドナルドが1955年にかいたビジョンをご紹介致します。今が2020年なので65年前のVisionです。

マクドナルドのビジョン


マクドナルドは 10 年以内に、全国で毎日、何百万人もの人たちに、安価で食事を提供するチェーン店になっている。売り上げは 500 億円を超え、全米で 1000 を超える店舗を持つ。
顧客はいつでも近くの店舗で、いつも同じ体験を得ることができる。

すばやいサービス、温かい食事、安い価格、きれいな店内、魅力的な環境、便利な開業時間と場所、そして、礼儀正しく、フレンドリーな人たちによって、きわめて効率的なサービスが提供される。

マクドナルドは、すべての人種、すべての経済的階級の人たちに向けて設計される。特に、子持ちで、早く、快適な環境で、安価で食事を得たい家族に受け入れられるものにする。駐車場には、シボレーのピックアップトラックから、ロールスロイス、自転車まで様々な乗り物が停まっている。

マクドナルドはすべての面において、標準化され、きわめて効果的にコントロールされている。

メニューは、ハンバーガー、フレンチフライ、ドリンク、さらに限定商品によって成り立っている。店内は、効率的で、清潔で、魅力的で、セルフサービスで成り立っている。店舗はキッチン(顧客は入れないが、見ることができる)、サービスカウンター、食事エリア、トイレ、駐車場から成り立っている。従業員はユニフォームを着ていて、すべての店舗で同じ手順で働いている。

65年前に未来の姿をイメージした結果が今のマクドナルドだとしたら、Visionの意味や価値、重要性を感じていただけると思います。

※この内容は株式会社ブレインマークスの安東様より教授頂きました