こんにちは、坂本塾の事務局、清水大輝です。今回は「意識」のテーマについてお話ししたいと思います。このテーマは僕も卒業生である「坂本塾」の根幹を担う重要な部分。
とりわけ今回は重要なテーマをご紹介します。
そのテーマというのは、『人の意識が物質に影響を与える』という事。つまり、自分自身の意識が「目の前の現実」を創造している、という凄く壮大に思えるようなテーマです。
でも、同じ出来事が起こっても「幸せだなあ」と思ったら幸せな訳で、「不幸だなあ」と思ったら不幸な訳で、僕たちが何を思うかによって現実を左右している、というのは何となく実感していると思います。
つまり、「幸せ」は出来事ではなくて、僕たち1人1人が決めるもの。
「可愛いは作れる」のと同様に、「幸せも作れる」のです。
それが今回のテーマの答えです。
一見、スピリチュアルの様にも思えるテーマですが、1つ1つ順を追ってご説明をしていきます。
意識が目の前の現実を作っている
「意識が目の前の現実を創っている」といきなり言われても分かりにくいと思います。
では、「出来事に対してどんな感情を抱くのか」だといかがでしょう?
こっちの方がしっくりくる方も多いかもしれません。僕らの感情は常に出来事とセットで、出来事は常に時間軸とセットです。
例えば、飲酒運転で起こった事故に巻き込まれるとします。すごく落ち込みますよね。それはとても「不幸な事故」。
でも、搬送された病院の看護師と恋に落ち、結婚をして幸せな家庭を築いたら、幸せいっぱいになります。「不幸な事故」は途端に「運命の出会い」になります。
じゃあ、結婚5年目にして奥さんが自分の親友と交際するという泥沼の不倫劇を起こしたら・・・?憎しみは最骨頂。出会いとなった事故は「人生最大のあやまち」となるかもしれません。
このように、「同じ出来事」でも時間と共にその名前は変わっていきます。なぜ変わるのかのかと言うと、その出来事に対する感情が変わるからです。
先ほどは一般論で考えましたが、事故が起こっても「有難いなあ」「幸せだなあ」とポジティブな感情で捉えることは出来ます。
もしかしたら「カルマ」と言われるようなものを解消したのかもしれないし、ゲームのように考えたら次に起こる展開や出会いに胸が膨らます事も出来ます。
カルマとは
仏典などの日本語での解釈では「業」という意味合いで使われる。サンスクリット語では「行為」、または行為の結果として蓄積される「宿命」と訳される。カルマは「過去(世)での行為は、良い行為にせよ、悪い行為にせよ、いずれ必ず自分に返ってくる。」という因果応報の法則のことであり、インド占星術の土台であるヴェーダ哲学の根底に流れる思想である。
引用
以上の様に、物事に対する考え方によって、どのような感情を抱くのかは変わります。この「物事に対する考え方」が意識です。
意識とは
意識とは、人間が生み出した学問ではまだハッキリと解明されていませんが、認識できるもの(顕在意識)と認識できないもの(潜在意識)の2つがある、と考えられています。
・・・と言う事は、意識(物事に対する考え方)によって感情が湧いてきますが、なぜそのような感情が湧いてくるのか自分で認識できない場合もある、という事です。
僕たちは無意識的に「事故」=「不幸なもの」と思い込んでいます。これが一般論。100人に聞いたら99人はそう思うでしょう。それは皆がそう思うからそう思うのであって疑いもしない自然な思考です。
でも、それに気付くと捉え方を変えられます。
このように意識とは曖昧なものであり、変えられるものであり、僕らの感情を左右するもの。そして、僕らは手で触れられず、目で見ることは出来ないものです。
物質とは
ここで「物質」というものについて考えてみたいと思います。改めて「物質」について考えた事って無いと思いますが、実は以下のような意味があると考えられています。
物質とは・・・
①もの。品物。生命や精神に対立する存在としての物。「物質の世界」
②物理学で、物体を形づくり、任意に変化させることのできない性質をもつ存在。空間の一部を占め、有限の質量をもつもの。素粒子の集まり。相対性理論ではエネルギーの一形態、量子論では場とされる
③哲学で、感覚によってその存在が認められるもの。人間の意識に反映するが、意識からは独立して存在するもの。
引用
簡単に言うと「目に見えるもの」「手で触れるもの」が物質だと考えられています。
でも、物質を構成しているものは原子や電子。元々は目で見えないし手で触れないもの。ミクロの世界で見たら実はスカスカだと言われています。
これってすごく曖昧な感じがしませんか?
そんな曖昧なものが、どうすれば実態となり僕らの目で視認できるようになるのでしょうか。
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「目に見えるもの」とは
僕たちは「目に見えるもの」しか信じられません。でも、「目に見えるもの」というのは、ある一定の光の波長に限られます。「波長」とは、電磁波の一つ分の波の長さのことです。
光も音と同じように波として僕たちの元に届いています。その波の長さによって紫外線だったり赤外線だったりという違いが出ます。その光の波の中でも「可視光」と呼ばれる僅かな領域が、僕らにとって「目に見えるもの」となります。
特定の色の波が反射するからこそ、僕らにとって「目に見えるもの」となります。
上記画像を見ても分かりますが、この世界を「見に見えるもの」と「目に見えないもの」に分けた場合、圧倒的に「目に見えないもの」が多い。※短い波長も、長い波長は無限に続きますからね。
何もない空間全てが「目に見えないもの」。その「目に見えないもの」の領域にも原子や電子は存在しています。
光や音が波であるとお話しましたが、実は原子や電子も波なんです。それが次に紹介する「量子力学」という分野で解明されています。
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量子力学が解明した世界
音が波の様に伝わる、というのは何となくイメージで理解できると思うのですが、光が波であるというのはイメージしにくい方も多いかもしれません。
それを解明したのが量子力学という分野(詳しくはこちらのページで解説しています)。
量子とは
量子とは、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作っている原子そのものや、原子を形作っているさらに小さな電子・中性子・陽子といったものが代表選手です。(中略)
量子の世界は、原子や分子といったナノサイズ(1メートルの10億分の1)あるいはそれよりも小さな世界です。このような極めて小さな世界では、私たちの身の回りにある物理法則(ニュートン力学や電磁気学)は通用せず、「量子力学」というとても不思議な法則に従っています。
引用
光が波のように伝える、というのは理解しにくいかも以下のような2つの隙間が空いた板に光を当てると「波のように伝わる」という事が理解しやすいです。
同様にして、水面に2つの隙間が空いた板を沈めて波紋を広げると、2つの波は干渉し合って、同じように縞模様を映し出します。
光は水面の波と同じような動きする・・・その為、光は波であると理解できる訳です。
「目に見えるもの」も分解すると小さな量子
光は光子という小さな小さな量子の集まりです。光子が集まって光として僕たちが認識できるわけですが、机や椅子などの物質も原子や分子、電子など量子の集まりで構成されています。
量子というのは、先ほどの光子の様に波のような動きをします。
だとしたら、光のように手で触ることが出来ないような感じがしますが、机を触ったら確かな実感がありますよね。
全てが波の様に動いているのであれば、光の様に触ることが出来ずに透過しないとおかしい。
なぜ、物体を触ることが出来るのかというと、量子は物体の様にも動くからなんです。2つの動きをする事から「粒子と波動の二重性」と言われています。
量子は「波」と「物質」の2つの動きをする・・・それを切り替えるスイッチがあります。どんなスイッチかというと「観察」です。「観測をしているか、していないか」によって、量子の動き方は変わるのです。
僕たちは、物体は触れる事が出来るものだと思い込んで生きています。逆を言うと、物体は透過してしまったらおかしい。
そんな一般的な意識が、物体を物体として存在させている、とも言えるかもしれません。言い換えると、意識によって物体化させていると言えるんです。
人の意識が「目に見える物体」というものに影響を与えている・・・このテーマで話を始めましたが、「人の動向や意識が量子の動きを決定づけている」というお話だけでも、何となく腑に落ちたのではないでしょうか。
意識と量子の関係性をさらに明確化した実験があります。
意識と量子が交わった時
どんな実験かというと、用意するものは以下の3つ。
- 2つの隙間が空いた板
- 電子を打つ銃
- 人
この2つの隙間が空いた板に向かって電子を打ち込む際に、人の意識を干渉させます。結果、「右の隙間を通れ」という意識を送ったところ、ほとんどの電子が右の隙間を通りました。
50万分の3という偶然では起こりえない確立で、右側の隙間ばかりを通ったことが確認出来たんです。
何度も言いますが、電子や原子などの量子は全ての物体を構成しているものなので、理論上は目の前の全てのものは、人が発する意識の影響を強く受けていると言えます。
つまり、思いのままに現実をコントロールすることが出来る、と言えます。
でも、なかなか上手くいかなかったり、思ったことが実現しない事もありますよね。
なぜ、現実化しないのか。
それは以下の2点が主な原因として考えられます。
- 潜在的な意識下で「そんなもの出来っこない」と否定している
- 全体の意識の波が干渉している
自分自身が認識していない潜在的な意識下で「そんなもの出来っこない」と否定している事が原因として考えられます。
また、意識も波の様に伝わっていくと考えられるため、それぞれの意識が波紋のように広がり干渉し合っています。そのため、自分1人が発した意識だけではなく、この宇宙全体の波動が幾重にも重なり合っている。上手く重なり合う事で、初めて自分の意識が現実化していくと考えられます。
そんなこと言ったら一生実現できないような気もしますが、まずは自分自身の顕在的な意識の波と、潜在的な意識の波を一致させる事が大切です。
坂本塾を運営している坂本将一さんは、「身口意の一致」という言葉をよく口にします。※「身口意の一致」とは意識と言動と行動が一致している状態。
坂本塾では「身口意が一致している状態」を目指し、先祖やタイプ論などから自分自身を知り、自分の強みの分析、望みの明確化をして、実際にそこに行くまでの地図を作って行きます。そして、イメージや意識を行動と一致させていく。
坂本塾で提供している学びの内容は、惜しみなくHP内で公開していますが、実際に坂本さんから学び、仲間と認識を深めていく事で、より多角的に自分を知っていくことが出来ます。
そのため、是非坂本塾に参加し、共に学びを深めていきましょう。
最後に、坂本塾でも紹介されている「なりたい自分になれる特効薬」をご紹介したいと思います。
なりたい自分になれる特効薬
「なりたい自分になれる特効薬」を紹介する前に、どうしてなりたい自分になれないのかを改めて整理します。
先ほど、なりたい自分に慣れない原因として2つの点をご紹介しました。
- 潜在的な意識下で「そんなもの出来っこない」と否定している
- 全体の意識の波が干渉している
この内、自分自身でコントロール出来るものは1番です。
コントロール出来ないものをどうにかしようとしても疲弊するだけなので、自分の潜在的な部分にスポットライトを当てます。坂本塾で紹介されている「なりたい自分になれる特効薬」は以下の4ステップです。
- 自分を受け入れる
- 自分を許す
- 人を許す(認める)
- 最高の自分をみる
簡単に1つ1つのステップをご紹介します。
1.自分を受け入れる
まずは自分を受け入れることが大切です。自分を受け入れるという事は、ありのままの自分を見るという事。
自分の事って、ついつい尾ひれはひれ付いてしまって過大評価になったり、反対に自虐的になり過ぎてしまいます。その為、ありのままの自分を見るという事は簡単な事ではありません。
大切なのは、親や先祖と話をする事と、周囲の仲間と話をする事。
坂本塾では互師互弟や宿題を通して、周囲からフィードバックを頂く機会を増やし、講座の中でいろんな角度から自分を見つめ直していきます。
僕は、最後まで認めたくない自分が居て、最後の講座の際には涙を流しました。
自分でお金を支払い、自分を見つめ直す機会を得てもなお、なかなか自分を受け入れていく事は難しい。でも、自分の潜在意識の中にあるブロックを見つけ、そのブロックを解放することで、どんどん自分を受け入れやすくなります。
一度その感覚を掴めば、遥かに受け入れやすくなると思います。
2.自分を許す
ありのままの自分を見たら、次は許していきます。
僕たちは「一生懸命努力しなければいけない」とか「失敗したらいけない」とか、ついつい社会的な固定観念に振り回されてしまいます。
でも、休んだって良いし、失敗しても良い。
それを許せるかどうかで、前に進めるかどうかが大きく変わっていきます。
また、「自分のやりたい事を許す」という事も大切です。お金があったら、時間があったら・・・という2大言い訳に縛られがちですが、やりたい事を細分化して今できる事から少しずつやったら良い。
それを許してあげると、とても生きやすくなります。
3.人を許す(認める)
人を許せない時って、だいたいは自分自身の中で許せない部分がある時です。そのため、自分を許せるようになると人も許せるようになっていきます。
逆を言うと、人に対して許せない部分があるという事は、自分自身の中に許せない部分があるという事。
だから、人に対してイラっとすることがあれば、1と2を繰り返しながら自分を俯瞰し、ありのままの自分を見て、許していけばOK。その状態を作ると、人間性が高まり、器が大きくなります。
4.最高の自分をみる
器が大きくなってきたら、最高の自分を見ていきます。
自分の中で許せない部分がある場合、許していけば見える景色が変わってきます。大抵の場合、その許せない事を乗り越えて見える景色にこそ、自分を最大限に活かせる最高のミチが見えてきます。
本当にやりやいことは、あなたのブロックのその先にある。
あらゆる固定観念や、自分が生み出したしがらみから解放され、「本当の自分」に出会った時、使命が分かります。
以上が坂本塾で紹介している「なりたい自分になれる特効薬」。
この4つのステップは簡単そうに見えますが1人で実践するとなかなか難しい。だからこそ、坂本塾では仲間と一緒に学び、フィードバックをし合いながら自己認識を深め、最高の自分を見て行くプログラムを設定しています。
まとめ:自責で生きよう
今回は、人の意識が物質や現実に影響を与えるという事をお話しました。
その為に、
- 意識について
- 物質について
- 量子力学について
を順を追ってご説明しました。
その上で、「なりたい自分になる特効薬」を4つのステップで紹介いたしました。そのステップは
- 自分を受け入れる
- 自分を許す
- 人を許す(認める)
- 最高の自分をみる
でした。物凄く長いお話になりましたが、こ坂本塾ではの1つ1つの学びを提供していますし、何より仲間と共に学びを深めていく事が出来ます。
目の前の現実には、僕たち自身の意識の波が反映しています。
全てを周囲のせいにするのではなく、自分で責任を持って、前に進むことが大切です。このページをご覧になったら、そう思うはず。
自分が変われば現実が変わる。
是非、坂本塾でへのご参加をお待ちしています。詳しくはお問合せ下さい。