潜在意識とは何か|書き換えのアクションステップ

潜在意識とは

こんにちは、坂本塾の事務局、清水大輝です。今回は「意識」のテーマについてお話ししたいと思います。このテーマは僕も卒業生である坂本塾の根幹を担う重要な部分。

「意識」や「潜在意識」については、散々いろいろなブログで紹介されているのですが、このページでは

  • 宝地図マスター(夢実現プログラム)
  • 体幹チューニングインストラクター(武道・健康)
  • TAー交流分析プログラム
  • パーソナルシードマスターコーチ

など、身体や意識について学びつくした坂本将一さんが運営する「坂本塾」にて僕が得た学び、感じたもの、そして実践した体験を凝縮してお伝えしていきます。

中心道

他のページでは触れる事の出来ない情報が満載ですので、是非最後までご覧下さい。

 

意識とは

タイトル

意識とは・・・これは非常に深いテーマです。意識は常に働き、僕たちを動かす根幹ですが、意識とは何かという問いに応える事が出来る人はほとんど居ないのではないでしょうか。

このページでは、そんな「意識」について少しでも紐解ければと思っています。

まずお伝えしたいのは、僕たちの脳には以下の3つの領域があるという事。

  1. 本能
  2. 感情
  3. 思考

三位一体脳

この3つの中で「意識」に当てはまるものって何だと思いますか?

一般的に「意識」とは「思考」というイメージがあると思います。しかし、「意識」の領域ってとても広くて「感情」や「本能」の領域まで広がっています。

 

・・・というのも、意識には「無意識」という領域があるから。

「意識が無い」と書いて「無意識」。という事は意識ではないじゃん・・・と思ってしまいますが、心理学者の権威であるジークムント・フロイトさんは「発見に始まる心的過程のうち自我では把握できない(意識できない)領域」を「無意識」と言っています。

また、心理学者のカール・グスタフ・ユングさんは、人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域を「集合的無意識」と名付けました。

無意識

ここまで来ると、ちょっと理解が難しくなってきますが、意識には

  1. 意識できる領域
  2. 意識できない領域

という2つの段階があるということです。

そして、意識できない領域の奥深くには、個人を越えて全ての意識が繋がっている「集合的無意識」という領域がある、という事が今のところの定説です。

つまり、「意識」と一言で言ってもめちゃくちゃ広い範囲を指しているよ、という事ですね。その中で、僕らが普段「意識」という言葉を使う時は「意識できる領域」しか指していない事がほとんど。

意識

でも、夢を実現したい時や目標を達成しようとする時、僕たちは「意識を変える」とか「イメージする」とかって言うじゃないですか。

その時に「意識できる領域」だけを変えようとしても、結局変えることが出来ません。元に戻ってしまう。

何故かと言うと、「意識できない領域」の方が圧倒的な比率を占めているから。

だから、まずは「無意識」という「意識できない領域」のお話を簡単に解説させて頂きます。

 

潜在意識とは意識できない領域

先ほども言ったように意識は

  1. 意識できる領域
  2. 意識できない領域

の2つに分かれています。意識できる領域を「顕在意識」、意識できない領域を「潜在意識」という言葉で表す事が多いです。その比率は以下のような感じ。

意識

 

意識を変えていく為には、この潜在意識の領域を変えていく必要があります

しかし、変えていくにはまず潜在意識がどんなものなのかを理解しなければいけません。何かよく分からないものを変えようとしても難しいですからね。

赤色をピンク色に変える事は簡単です。白色を足せばOK。
でも、何かよく分からない色をピンク色に変えるのは至難の業。何をどう対処して良いかが分かりませんよね。

ピンク

だからこそ、まずは潜在意識とは何かを知って下さい。

 

潜在意識とは何か

タイトル

潜在意識とは何かを知る上で重要なポイントが3つあります。

  1. 人間のDNAに刻まれている本能的な情報が含まれている
  2. 感情がセットになっている
  3. 思考ではなくイメージで情報を処理している(=習慣的行動)

1つ1つのポイントを見て行きましょう。

 

本能的な情報

動物の最大の目的は子孫を残す事。その為、何よりも「生存をする事」が優先されます。生存していないと子孫を残すことが出来ませんからね。

  • 戦って勝たないといけない
  • お金を持たないといけない
  • やったことがない事に対して足がすくむ

↑こんな思いや不安って感じた事が在ると思います。

「過去に経験した事」は命を継続出来たという実績があります。安全な領域。

でも、「過去に経験したことがない事」は命を継続できるかどうか分からないため、本能的には避けたい。安全な領域から足を踏み出す事になるので、足がすくんでしまう訳です。

成長や挑戦には、常に本能的に避けるアラームが発せられているんです。潜在意識という認識できない領域からアラームが発せられるので気付きにくいのですが・・・。

 

感情がセットになっている

先ほどお話したように、過去に経験した事は命が継続できた「安全な領域」として認識されますが、潜在意識には感情とセットで蓄積されていきます。

命は保証出来たけど、とても嫌な感情を抱いた経験ってあるじゃないですか。その嫌な感情も潜在意識からのアラームとして発せられます。

嫌な感情

心理学者のフロイトが提唱した「トラウマ」と言うヤツ。※アドラー心理学との捉え方は異なりますが。

現象的には上手く行ってても、過去の体験で嫌な感情を味わってしまうと、感情を優先して辞めてしまう場合があります。

これは潜在意識のアラームによるものです。

逆に現象的には良い状態では無くても、良い感情がセットになっているとコツコツ続けることが出来て、やがて大成していく場合もあります。

 

イメージで処理(=習慣的行動)

脳はほとんど使っていない、と何処かで聞いた事が在ると思いますが、実は脳はフルパワーで稼働するとスグにエネルギー不足となってしまい、餓死をすると言われるほど。

その為、脳は出来るだけサボりたい。だから、歯磨きや洗顔など、意識しないで行動できるような習慣的なものは無意識の領域(潜在意識)で処理をするようになっているんです。

イメージとして何となく行っているような感じ。

逆に、思考や理性は顕在意識の領域。初めて行く場所は道を調べたりして目いっぱい思考を活用しますが、何度も何度も足を運ぶ内に大して思考せずに目的地に辿り着けるようになります。

習慣によってイメージが潜在意識に蓄積され、低いエネルギー量で行動できるようになる訳です。

 

潜在意識を変えて理想を実現するには

ここまでお読みいただければ、潜在意識について理解が深まったと思います。

「過去の体験」がイメージとなり感情がセットで蓄積されたのが潜在意識。顕在意識を通してインプットされたものが繰り返され、潜在意識へと溜まっていきます。

また、僕たちが意識を向けたものは顕在意識で思考されて認識されますが、その土台には潜在意識があります。つまり、潜在意識に蓄積された情報で、全ての情報を認識しているという事。

潜在意識に「この世界は赤色だ」という情報が蓄積されると、「見るもの全てが赤色」になるような感じ。

サイクル

つまり、潜在意識に蓄積された情報を変えて上げると、目の前で起こる現象への捉え方が変わります。

例えば、大きい犬を散歩している人が近づいてくるとします。

Aさんの場合:大きい犬に噛まれて痛い思いをした経験があるAさんは、「怖い」と感じて身体がすくんだり、犬から遠ざかろうとします。

Bさんの場合:大きい犬と一緒に暮らした経験があり、とても幸せな思い出があるBさんは、「嬉しい」と感じて犬に触れようとします。

このように、目の前で起こっている現象は同じでも、捉え方が違うだけで幸せでもあるし不幸でもある、という事。

大きい犬

もしも、Aさんが「大きい犬と一緒に楽しく暮らす」という事を実現しようとしても、どうにも身体がすくんでしまって事が進まない。その理想を実現するには、潜在意識に蓄積された情報を変える必要があるんです。

「大きい犬が怖い」という意識を「大きい犬は無害」という意識に変えられたら、わくわく楽しい感情で簡単に事が進みます。

では、潜在意識を変える方法として一般的な方法をご紹介します。

 

潜在意識を変える為のよくある事例

潜在意識を変える方法として、一般的なものが「引き寄せ」や「アファメーション」と呼ばれる方法。

「アファメーション」とは・・・
そもそも、アファメーションとはいったい何なのでしょうか? ひとことで言うと、「肯定的な自己宣言」のことです。つまり、自分自身に対してポジティブな宣言の言葉を語りかけるのです。そうすることによって、自身の潜在意識にはたらきかけて前向きな行動力を引き出し、理想を現実に変えていく、というのがアファメーションです。
https://forzastyle.com/articles/-/54482

 

習慣はイメージとして潜在意識に蓄積されていくので、アファメーションをする事で効果が出る人も居るかと思います。

しかし、自分の潜在意識にどんな情報が蓄積されているのかを知らないと、逆効果になる場合があります。

 

先ほどの犬が怖いAさんを例に出すと、「大きい犬と一緒に生活する」という夢を掲げ、「大きい犬を飼う」とアファメーションをしたとします。

でも、いっこうにその夢が叶わない。

「大きい犬が怖い」という情報が潜在意識に蓄積されているからです。

「大きい犬を飼う」とアファメーションをする度に、「大きい犬は危ない、怖い」というアラームが潜在意識から発せられている状態。その反動は大きく、ますます「怖い」「危ない」という思いが強くなります。

それだけではなく、行動に移せない自分はダメだ、犬を愛せない自分はダメだ、夢を叶えられない自分はダメだ、と負のスパイラルに陥っていきます。

 

「犬が怖い人間がわざわざ犬を飼おうと思わないだろう」と思う人も居ると思うのですが、実は同じような事は結構頻繁に起こっています。

えば、「お金持ちになりたい」と思ってても、「お金をたくさん持ってたら争い事になる」という経験があったら、無意識的にお金をたくさん持つ事に抵抗を抱きます。

それなのに無理矢理お金持ちになる事を実現しようとしている人はとても多い。でも、潜在意識は無意識の領域なので分からないという訳です。

 

だから、潜在意識を変えるならば、まずすべきことは「知る」という事なんです。

先ほどもお話したように、赤色に白色を混ぜたらピンク色になる事は分かりますが、何色か分からないものをピンク色に変える事はすごく難しい。

まずは「知る」。これが坂本塾で行う意識変革プログラムです。

 

理想を実現するアクションステップ

坂本塾で行う意識変革のプログラムは以下の3ステップです。

  1. 知る
  2. 深める
  3. 変える

以下、簡単ではありますが1つ1つのステップをご紹介します。

 

ステップ1:知る

まずは自分自身の潜在意識は何色なのかを知る必要があります。その為に、坂本塾では

  • 先祖の棚卸し
  • 自分の体験の棚卸し

を行い、それぞれを同期の前で発表する時間を多分に設けています。

僕が作成し発表したスライドの一部↓

スライド

僕は坂本塾に参加した事で初めて

  • 先祖がどんな事をしてきたのか
  • 祖父母はどんな事が趣味なのか
  • 父母はどのような葛藤の中で育ったのか

などを知り、両親との対話がとても増えました。

「自分という存在」って、全てから切り離された「個の存在」という認識が強いですよね。でも、僕は先祖や両親を知る事で、自分に降りかかっている葛藤や、自分が持っている才能のルーツを感じました。

1人では生きていなくて、逆を言うと、1人では生きられないということを強く感じました。

先祖がどう生きてきたのか、そして自分がどのような体験をしてきたのか。この情報が潜在意識に蓄積されています。先祖と潜在意識の関係性に関してはこちらの記事でまとめています。

 

ステップ2:深める

坂本塾では、自分と先祖を棚卸しして発表したら、それに対してフィードバックを行います。その理由は、自分で認識を深めても「盲点」が必ずあるから。

自己分析に使用する心理学モデルの1つである「ジョハリの窓」では、自分は知らないけど他人は知っている部分を教えて貰う事が成長に繋がると考えられています。

ジョハリの窓↓

ジョハリの窓

坂本塾では、発表後にフィードバックするだけではなく、講義後に必ず同じご飯を食べながら(お酒も飲みながら)フィードバックをし合います。

そして、発表して認識を深めた内容と、仲間からフィードバックを貰った内容を胸に日々の生活へと戻っていきます。その中でさらに認識を深め、新たな事へ気付いていきます。

 

ステップ3:変える

知って、深めたら、それを変えていきます。

坂本塾ではアファメーションをしたりはせずに、

  • イメージをする
  • 身体を変える

という事で潜在意識に蓄積された情報を変えていきます。※もちろん、アファメーションをされたい方はして大丈夫です。

身体を変える「コアチューニング」↓

コアチューニングのやり方

「イメージ」というのは、自分がどのような人生を歩み、どこに向かおうとしているのかを明確にする、という事です。僕たちは自分の人生を歩んでいるよな気でいますが、よくよく考えてみると、目的地が明確になっていない場合が多いです。

「何となく幸せになりたい」という思いを抱くのと、「100人の人と深く知り合い、共に暮らす村を作りたい」という思いを抱くのとでは大きな差がありますよね。

自分自身が向かおうとしている幸せって何なのか。それをイメージしていく事で、中間地点が定まり、今何をすべきかが見えてきます。

 

また、坂本塾では意識を意識だけで変えようとはしません。「コアチューニング」という体幹をチューニングする体操を取り入れ、身体からも意識へアプローチをします。

「コアチューニング」に関して詳しくはこちらをご覧下さい。
https://sakamoto.ks-ins.jp/2021/03/28/core/

「コアチューニング」はオンラインでもお申し込み可能です!
お問合せ下さい。(3000円~)

 

まとめ

意識には意識できる領域と意識できない領域があります。

意識できない領域は潜在意識と言います。

潜在意識は意識領域の90~97%程度を占めています。

潜在意識とは何かを知る上で重要なポイントが3つあります。

  • 人間のDNAに刻まれている本能的な情報が含まれている
  • 感情がセットになっている
  • 思考ではなくイメージで情報を処理している(=習慣的行動)

アファメーションを無暗に行うと恐怖が激増します。

 

潜在意識を変えて理想を実現するアクションステップは以下の3つです。

  1. 知る
  2. 深める
  3. 変える

自分自身を知り、受け入れる事で、自分が抱えているブロックを開放することが出来ます。自分が抱えているブロックを解放できれば、人を許す事が出来るようになります。

坂本塾でのスライドの一部↓

坂本塾

地に足を付け、理想を高く。坂本塾で共に夢を叶えましょう。

何か分からないことがあればお問合せ下さい。
https://sakamoto.ks-ins.jp/contact/