こんにちは、坂本塾の事務局、清水大輝です。今回は「意識」のテーマについてお話ししたいと思います。このテーマは僕も卒業生である坂本塾の根幹を担う重要な部分。
身体や心に関して数々の資格を取得し、体験を積み重ねている坂本塾長から学んだ「潜在意識」に関して、僕が感じたものをまとめたページはこちら。
上記のページの中で「潜在意識」って無意識の領域だから、まずはその中にどんなものが眠っているかを知る必要がありますよ、とお伝えしています。
自分自身の潜在意識を知る1つの方法として提案しているのが「先祖の棚卸し」。
僕は坂本塾に参加をしてから、先祖へ思いをはせるだけではなく、どんな場所に住みどんな事をしていたのかをもっと知りたいと思い家系図作成を始めました。
作成途中の家系図↓
先祖を遡り、家系図を作成していく手順に関しては、また別の機会にお伝えをしますが、今回は「先祖と潜在意識」についてお話をしていきたいと思います。
他のページでは触れる事の出来ない情報が満載ですので、是非最後までご覧下さい。
潜在意識とは
「潜在意識」という言葉は何処かで聞いたことがあると思います。他のページで詳しく「潜在意識」について解説していますので、今回はWeblio辞書の引用を掲載します。
↓
潜在意識とは、過去の経験などによって無意識のうちに蓄積された価値観、習慣、思い込みから形成された、自覚されていない意識である。
潜在意識の「潜在」とは「潜っていて見えないが存在する」といった意味合いの言葉である。潜在意識は意識全体の9割以上を占めるとされ、当人の日常行動・ひらめきや直感、思考、非常時・緊急時の対応などの決定に影響していると言われる。「潜在意識」に最初に注目したのは、オーストラリアの精神科医・フロイト(ジークムント・フロイト 1856-1939)とされている。(中略)
カウンセリングを通して、潜在意識を言語化し顕在化することができる。
口癖を改善することで潜在意識に働きかけ、思考や行動を改善する試みがある。表面上に現れない潜在意識に比べ「顕在意識」は常に表面化している意識である。何かを「しよう」と考える意識は全て顕在意識であると言える。表に現れる顕在意識は意識全体の1割程度とされ、「全意識の9割方は潜在意識あるいは無意識である」と言われている。
Weblio辞書
坂本塾の中でも「潜在意識」についてのお話があります。
坂本塾で使用するスライドの一部↓
表面化している意識できるものは「顕在意識」と呼ばれ、意識の領域の3~10%を占めていると言われています。あとの90~97%の意識領域が「潜在意識」。
人は1日に9000回も判断や選択を行っているというデータがあります。そんなに判断しているつもり・・・無いですよね?
それもそのはず、9000回以上行っている判断や選択の内、8100回以上は潜在意識の領域で行われている事になります。つまり、自動操縦で判断しているという事です。
8100回という回数って物凄い回数ですよね。意識もせずにそんなに多くの判断を下しているんです。
・・・という事は、僕らの人生は潜在意識によってコントロールされている、と言えます。僕らをコントロールしている潜在意識・・・一体どんな情報が入っているのか知りたくないですか?
坂本塾で使用するスライドの一部↓
「潜在意識」は無意識の領域。無意識というのは、無自覚な意識の事。その中には、
- 生まれから現在に至るまでの経験(体験・繰り返す習慣)
- 人間のDNAに刻まれているもの(本能・先祖から受け継がれたもの)
という情報が含まれています。僕たちが歩んできた情報と、時空を越えた情報によって潜在意識は形成されているんです。
漠然と「潜在意識」と言われたら雲をつかむようなもの、というイメージとが強いと思います。でも、過去の体験や本能的なものが「潜在意識」に繁栄されていると聞くと、少しずつイメージが湧いてきたと思います。
DNAとは、血の通う身体の一部であり、空間を越えて、また長い時間を越えて受け継がれる貴重な情報。その為、人類が共通して持っているような本能的な側面も潜在意識には含まれています。
人類が共通して持つ情報と同時に、先祖が受け継いできた固有の情報もDNAには含まれています。徐々に先祖と潜在意識との繋がりが見えてきましたね。
では、さらに深くその繋がりを見て行きましょう。
潜在意識と先祖との関係
普段は考える事はありませんが、1代前の両親は2人、2代前の祖父母になると4人が関わっている事になります。
では、20代前、30代前になると、どれくらいの人数が関わっていると思いますか?
坂本塾で使用するスライドの一部↓
- 10代前までの先祖を足すと、2,046人。
- 20代前までの先祖を足すと、1,048,576人。
- 30代前までの先祖を足すと、1,073,741,824人。
この膨大の数の中で1人でも欠けていたら、今の自分がいないと思うと、かなり奇跡的な確立で存在していることが分かると思います。これだけでも、先祖に感謝が湧いて来ると思います。
ここからはそんな先祖との関係性について
- 論理的側面
- スピリチュアル的側面
という2つの側面から掘り下げていきたいと思います。
論理的側面
まずは2つの実験データがあるのでご紹介します。
1つ目はアメリカで行われた研究結果。
恐怖の記憶、精子で子孫に『継承』米研究チーム発表
【要約】マウスに特定の匂いを嗅がせながら、恐怖体験をさせる。すると、子孫のマウスは、その匂いを嗅ぐと、怯える仕草を見せた。父マウスと子孫マウスのDNA情報を調べると、嗅覚を制御する遺伝子に変化の痕跡があった。
引用
「恐怖という感情」と「匂いという感覚」がDNAレベルで引き継がれる事が判明した、という結果。先祖が体験した情報はDNAで受け継がれるようです。
驚く方もいらっしゃると思いますが、僕たちは命を繋ぐ事が一番の目的。その為、生存を脅かすような情報は受け継ぎ、より生存の確立を上げる必要性があるわけです。
そこから考えると、「恐怖体験に繋がる感覚」を継承するのは当然といえば当然。人体に危険が及ぶ薬品って、何となく匂いで分かったりしますよね。そんな感じ。
2つ目は過去にカナダで起こった体験を研究した結果。
カナダでは、120年以上にわたり、数十万人におよぶインディアン寄宿学校の生徒が、同化教育を強制されました。そこで生じたトラウマ、もしくは環境的要因が将来の世代の遺伝子に影響を与える可能性がある、と分かった論文です。→引用
同化教育とは、力を持つ民族が、弱い民族(もしくは集団)に対して自らの文化伝統を受け入れるよう強いる政策の事。1940年代には6000人の子どもが命を亡くし、飢餓状態、性的虐待を受けたそう。
ここで紹介した2つの実験結果は、過去に先祖が体験した恐怖などの体験(トラウマ)が、遺伝子レベルで引き継がれる可能性を示しています。
これはあくまでも遺伝子レベルの話なんですが、ちょっと視点を変えて考えてみても、先祖が体験した事は今の僕たちに影響を与える事が分かります。
例えば僕の場合、母親は、親戚の厳しい目にさらされた祖母に育てられました。
祖母は存命ですが、僕らが遊びに行くと気を張ってもてなしてくれます。少し力を抜いても良いようなものですが、高齢の身体に無知を打ち、眠くても皆が起きているならば起き続けます。
まるで、気を抜いて休んだら誰かに咎められるという恐怖を抱えているように。
そんな祖母に育てられた母は、気を張り続ける祖母を嫌がっていますが、明らかに同じ傾向があります。疲れていても気を張り続け、良く体調を崩します。
そして、その傾向は僕にもあります。「何もしない」という時間を作ってしまうと自分には価値がないように思えてきます。
「遺伝子」というレベルで考えなくても、「そういう環境で育った」のであれば影響を受けるのは当然の事。子供は親から否応なしに影響されて行きます。
幼い頃から目にしたものは、自然と潜在意識に蓄積されていきます。遺伝子レベルでも影響を受けているというのだから、この世代間連鎖は呪縛の様な気がしてしまいますね。
この連鎖を断ち切る・・・つまり、潜在意識を書き換えていく方法はこちらの記事で紹介しています。
以上が論理的に見た「潜在意識と先祖との関係」です。次はスピリチュアル的側面を見て行きましょう。
スピリチュアル的側面
「スピリチュアル」という面を嫌う方も多いかと思いますが、「意識」という部分に焦点を当ててご紹介していきます。
まずは、こんな記事があったので紹介します。先ほどは「潜在意識=無意識」と表現しましたが、以下の記事では明確に分けて表現しています。非常に分かりやすい。
『潜在意識は意識したものを貯蔵して情報として流す送信機』
顕在意識で見たもの、聞いたもの、知ったこと、感じたことを、潜在意識はすべて蓄積しています。潜在意識は、その当人を助ける働きもしますが、波動として、さらに大きな情報の海のようなところに送信していると考えられています。
この情報の海のような大きな意識の貯蔵場所を集合無意識の場と仮説を立てて、たくさんの心理学者が実験と検証に取り組んでいるんです。私たちが経験したすべては、大きなエネルギーの情報として送信されている。送信された情報に対して、共鳴するような情報が波動として、返ってくると考えられています。
『無意識が受信機として集合無意識からの情報を受け取っている』
無意識が受信機として集合無意識からの情報を受け取っている集合無意識からの情報を受け取っているのが無意識と言われています。
つまり、自分が経験して感じたことは情報として集合無意識に送信され、集合無意識の中で共鳴した意識と重なって新しい情報として、自分に返ってくるということを繰り返していると考えられています。
宇宙そのものが巨大な意識であり、すべてと繋がっているというのも、無意識と集合無意識として考えてみると理解しやすいのではないでしょうか?
ヒーリングやスピリチュアルのように感じる力のある人たちが揃って言うことは、宇宙意識をはじめ、すべてのものは進化発展したいと望んで、経験を繰り返して、感じ続けていると言っています。
失敗から破滅へと思い描くのではなく、失敗から学んで失敗しない方法を考えることが進化発展に繋がっていくと思いませんか?
引用
「集合無意識」は、潜在意識のさらに下にある全体が繋がっている意識の事。心理学者のユングさんが提唱した説です。図にするとこんな感じ。
集合無意識は人類全体が共有している意識ですが、先祖と子孫という繋がりが強い関係性の中で共有している意識もあると僕は思っています。それは、ある意味先祖の思い残しの強い念かもしれません。後悔の念。
だからこそ、僕たちそれぞれの潜在意識(無意識)には、先祖が体験した情報が色濃く繁栄されている訳です。
ここまで
- 論理的側面
- スピリチュアル的側面
という両面から潜在意識と先祖との関係性をひも解きました。
潜在意識や先祖について調べ、自分を俯瞰し、両親や祖父母と対話した結果感じたのですが、それぞれの家系に対する課題、みたいなものがあるなあと思いました。
僕が制作し坂本塾内で発表したスライド画像↓
僕の先祖は皆、表現活動をしてきました。でも同時に、周りから見てちゃんと仕事をしていないと非難されるような恐怖を抱えています。
表現活動って、自分らしく好きなように行うのが最も魅力的なものを生みます。周囲の評価を気にしないのが一番。そうすることで、平和や愛などの祈りにも似たピュアな想いが制作物に反映すると思います。
だからこそ、僕の家系は「評価の目から抜け出す」のが課題。そして、より多くの人の心を動かす表現をしていくのが使命だと感じています。まるでコインの裏と表の様に課題と使命は密接に関わっている様に感じます。
では、最後に先祖を知り、自分自身の潜在意識を見つめていくアクションステップをご紹介します。
先祖を知る為のアクションステップ
先祖を知る為には、先祖と話をするしかありません。すごくシンプル。
でも、話をする前に自分自身の事を知っておくと、色んな事が紐づき、気付きが深まります。それに僕の経験上、先祖と話をする前に自分自身の話をして自己開示をすると、先祖もすらすらと話をしてくれます。
その為、アクションステップは
ステップ1:自分を知る
ステップ2:自分の話をする(自己開示)
ステップ3:先祖の話を聞く
漠然と「自分を知る」と言われても難しいと思いますが、僕が坂本塾の中で行ったのは以下の2つ。
- 自分の体験の棚卸し
- 自分の強みや弱みの発見
坂本塾では、他にもパーソナルシードという心理分析のツールを活用したり、様々な課題をこなすことで自分自身の認識が深まります。
そうして自分の体験や強みを棚卸しする事で、自分自身の認識が深まります。
それを両親や祖父母と話をする事で、同じような体験をしていることが分かったり、どんな感情を味わってきたのかが分かります。
先祖を知る事で、今の自分がよりハッキリと認識できます。
まとめ
坂本塾では、「最高の運上げは真の親孝行」と学びます。
坂本塾で使用するスライドの一部↓
先祖へ思いをはせる事で、奇跡のような「今」を認識できます。そして感謝の想いが湧き上がります。
先祖代々が抱えてきた課題を乗り越える事が、使命に生き、ビジョンを達成していく事に繋がると僕は思います。
その為のアクションステップは
ステップ1:自分を知る
ステップ2:自分の話をする(自己開示)
ステップ3:先祖の話を聞く
より深く潜在意識について学びたい方はこちらの記事をお読み下さい。
坂本塾に関するお問い合わせはこちら。