マーケティングの第一歩!ペルソナの3つの役割と作り方

マーケティングを行っていくにあたってペルソナの設定は必ずやっておくべきだと私は考えます。

ペルソナとは?


ペルソナとは、あなたの事業やサービスにおける理想の顧客像のことです。ペルソナを設定しておくと、マーケティングをしていく中で、「どんな人に来て欲しいのか」「来て欲しい人たちが好むものは何か」など、目標が明確になるのです。

ペルソナを設定する事は大きく3つの役割を持っています。

1.メンバーの目線統一
ペルソナを作ると社内、もしくは参加メンバーでの「目線統一」が出来ます。

2.マーケティングの効率化
ペルソナを作ると、どんな人に、どんな打ち出し方をすれば響くのかが明確になります。これが明確になっていないと、ターゲットを間違えて広告費を使ってしまったり、コンテンツを作ったりしてしまうなどの無駄が発生してしまいます。

3.判断に迷ったときに意思決定が早くなる
マーケティング活動をしていると、施策の意思決定の機会が多くあります。「どちらの方がターゲットに響くのか」が、ペルソナを作成しておくと、すぐに決断できるようになります。
ペルソナにとってどちらのほうが好みなのか、ペルソナ目線で考えることができるようになります。

ペルソナの作り方


ペルソナは実在すると感じられる設定にする必要があります。又、できるだけ細かく設定していくことも大切です。

【ペルソナを設定するときに盛り込むべき内容】
その人の属性(年齢や性別など)、価値観、ライフスタイル、口癖、興味関心事、最近の悩みや人生の目標やゴールなどです。

それでは、あなたも下記項目を参考にしながら、ペルソナを作ってみましょう。

【ペルソナ項目詳細】
■プロフィール
・年齢
・性別
・職業
・最終学歴
・収入
・未婚・既婚
・同居家族構成
・移住地域
・仲の良い友達の数
・ソーシャルネットワークでの友達の数
・休日の過ごし方
・趣味
・好きなテレビ番組
・習慣
・よく買い物をするお店
・所持しているPCやモバイルデバイス

■仕事関連の情報
・役職
・事業規模(売上規模や従業員数など)
・業種
・業態
・所属部門
・企業の課題
・仕事上の役割
・意思決定における役割
・ITリテラシー(オンライン型、オフライン型)
・一日の過ごし方(通勤から帰社まで)
・どのように情報収集するか

■目標と課題(仕事とプライベートを含め)
・一番目の目標
・二番目の目標
・あなたのサービスがどのように目標達成のアシストをできるか
・一番目の課題
・二番目の課題
・あなたのサービスがどのように課題解決のアシストをできるか

■購買に至るまでの情報ニーズ
・購入に至った動機
・購入前の不安
・最初に商品やサービスを認知したときの情報
・検索キーワード
・情報収集の障壁
・比較検討した時の他の商品やサービス
・購入を決めた理由
・購入後に具体的な効果
・商品やサービスに対する将来の期待

■価値観や嫌がること
・優先する価値観
・商談の際に気にする箇所

如何ですか?全ての項目を必ず入れなければならないわけではありません。具体的な顧客像をつくることができるのであれば、厳密にこだわる必要はありません。

世の中のあらゆるサービスや製品はユーザーありきで成立しています。ペルソナを作ることで、そのユーザーの生活や置かれている状況をできるだけ細かく想像することが出来、ユーザーがどんな問題を抱えているのかも推測できるようになります。

ターゲット(誰の)問題点(何を)を明確にすることで、ターゲット層が求めるものが何なのかを求めることができます。そうすると、社内や参加チームとしての解決策の土台を整える事が出来ます。その土台がしっかりしていれば、製品開発や営業活動の軸がぶれることなく、応用もできるようになっていくでしょう。